交通事故により、骨折、脱臼、筋肉・腱・靱帯の損傷等の外傷を負い、関節などの機能が事故前の状態まで回復しなかった場合、後遺障害として認定される可能性があります。
後遺障害等級認定3つのポイント
① 関節の可動域制限の有無・程度
② 動揺関節の有無
③ 固定装具の装着の有無
※動揺関節とは、関節が予定する方向以外にも揺れる状態をいい、膝(ひざ)では通常は「伸ばす」と「曲げる」の2方向の動きしかないところ、左右にも揺れる状態をいいます。
なぜこれらの点が重要なのか?
これらの情報は、後遺障害の程度を客観的に評価するための重要な要素となります。特に、可動域の測定は、後遺障害等級の認定に大きく影響するため、正確な測定が求められます。
しかし、注意すべき点も
- 自動的に認定されるわけではない: 上記の3点を満たしたとしても、必ずしも後遺障害等級が認定されるとは限りません。
- 正確な記載が重要: 後遺障害診断書に記載された情報が、後遺障害等級の認定に大きく影響します。特に可動域の測定結果は、医療機関の測定方法や理解度によって大きく異なる可能性があります。
- 誤った記載のリスク: 過去の事例では、健康な側の測定値が異常だったり、測定していないのに測定結果が記載されていたりといったケースがありました。このような誤った記載は、後遺障害等級の認定に悪影響を及ぼす可能性があります。
弁護士に相談するメリット
- 専門的な知識と経験: 弁護士は、後遺障害等級認定に関する専門的な知識と経験を持っています。
- 医療機関との連携: 医療機関と連携し、正確な診断書の作成をサポートします。
- 保険会社との交渉: 保険会社との交渉を代行し、適切な賠償を獲得するためのサポートをします。
- 早期の相談が大切: 怪我をされたら、できるだけ早めに弁護士にご相談ください。
アリオン法律事務所のサポート
当事務所では、関節の可動域制限などの測定結果を詳細に検討し、後遺障害等級認定に必要なサポートを行います。
具体的には、以下の様なサポートを行います。
- 後遺障害診断書の作成サポート: 医療機関と連携し、正確な診断書の作成をサポートします。
- 後遺障害等級の認定申請: 後遺障害等級の認定申請を行います。
- 保険会社との交渉: 保険会社と交渉し、適切な賠償を獲得するためのサポートを行います。
後遺障害等級の認定は、専門的な知識が必要な手続きです。関節の可動域制限などの問題を抱えている方は、一人で悩まずに、弁護士にご相談ください。