交通事故で外傷を負うと、自律神経(交感神経)が作用し血管を収縮させ、出血を抑えようとしますが、この作用が怪我の回復過程と同調せずに維持されたままになり、末梢の血流が不足して栄養が行き渡らず組織がやせ細って新たな疼痛が発生することがあります。
この症状をRSDといい、近年は、CRPSと呼ばれることが多くなっています。
交通事故に遭った後に、このような症状を感じることがあれば、RSDである可能性があります。
RSDの等級認定の際、以下の3点がポイントになります
- 関節拘縮
- 骨萎縮
- 皮膚色の変化
事故による外傷の回復過程と痛みが同調していない場合、RSD・CRPSを疑うことも必要であり、専門医の治療を受けることが治療及び後遺障害認定に不可欠です。
その上で、上記3点の要件について、専門医から客観的な診断をしてもらい、後遺障害の申請を行うことになります。
RSDは外見からは判断ができない痛みという症状を扱うため、訴訟でも双方の主張が対立し、解決が困難な後遺障害の一つです。
当事務所では、適正な後遺障害の等級認定獲得のサポートから、適正な賠償金の獲得まで、被害者の方に寄り添う形でトータルサポートさせていただきます。RSDでお悩みの方はお気軽にお問い合わせ下さい。