「怪我がなかっただけマシと思って、50:50で手を打ちませんか?」

物損事故の被害に遭われた方の中には、保険会社からこのように言われ、納得できないまま示談書にサインをしてしまう方が少なくありません。

特に物損事故は賠償額が小さいため、「弁護士に頼むと費用倒れになる(赤字になる)」と諦めてしまうケースが非常に多いのが現実です。 しかし、もしあなたが自動車保険の「弁護士費用特約」に加入しているなら、諦める必要は全くありません。

本事例は、特約を活用することで「自己負担ゼロ」で弁護士を介入させ、相手方の理不尽な過失割合の主張を覆した、「名誉と納得」を取り戻した記録です。

交通事故概要

【相談者】 女性(20代) / 熊本県在住 / 職業:学生
【受任時期】 事故直後
【傷病名】 なし
【後遺障害等級】 申請なし
【活動のポイント】 事故状況に応じた 過失割合 の主張
【サポート結果】 相手方主張50:50から80:20に変更の上、早期解決
主な損害項目事前提示額解決した割合
過失割合50:5080:20

1.相談ご相談時の状況

「私は悪くないのに、なぜ半分も過失があるのか」

ご依頼者様(20代女性)は、見通しの良い交差点で相手方車両と衝突する事故に遭われました。幸いお怪我はありませんでしたが、相手方保険会社は「出会い頭の事故だから」という大雑把な理由で、過失割合「50:50」を主張してきました。

ご本人としては、相手方の不注意が主原因であると感じており、「痛み分け」のような解決には到底納得できない状況でした。しかし、自分一人で交渉しても「これが相場です」と突き返され、当事務所へ相談に来られました。

2.アリオン法律事務所の「逆転」戦略

私たちは、この「50:50」の壁を壊すために、2つの武器を使いました。

  • 武器①:弁護士費用特約の活用(リスクの排除) 物損事故の最大のハードルである「弁護士費用」の問題を、ご加入の保険の「弁護士費用特約」を使うことで解決しました。 これにより、ご依頼者様は費用の心配を一切することなく、徹底的に正当性を主張できる環境が整いました。
  • 武器②:事故状況の「解像度」を上げる(立証活動) 「交差点だから50:50」というのは、あくまで基本パターンに過ぎません。 私たちはご本人から詳細な聴取を行い、現場の道路状況、双方の進入速度、一時停止の有無などを細かく分析しました。 その結果、相手方には「著しい前方不注意」や「減速義務違反」等の修正要素があることを突き止め、法的根拠に基づいて主張しました。

3.解決結果

粘り強い交渉の結果、相手方もこちらの主張を認めざるを得なくなりました。

  • 過失割合の変更: 相手方主張 「50:50」 → 最終解決 「80(相手):20(当方)」
  • 経済的負担: 弁護士費用特約の利用により、自己負担 0円

単に修理費の受取額が増えただけではありません。 「自分は間違っていなかった」という正当性が証明されたこと、これこそが本事例における最大の成果です。

4.担当弁護士のコメント

「たかが物損、されど物損」です。 賠償金の多寡にかかわらず、理不尽な責任を押し付けられることは、精神的に大きな苦痛を伴います。

「弁護士費用特約」は、そんな時にあなたの尊厳を守るためにある保険です。 お手元の証券をご確認ください。もし特約が付いているなら、遠慮なく私たちを使ってください。私たちが、あなたの「納得」のために戦います。

その過失割合、本当に適正ですか? 特約があれば「負担ゼロ」で調査できます

※証券をお持ちいただければ、適用の可否を即座に診断します。