「むちうちの怪我で、弁護士に頼むなんて大げさだろうか?」 「裁判なんてしたくないし、早く終わらせたい」
追突事故の被害者様から、よくこのようなご相談をいただきます。 結論から言えば、「むちうちこそ、弁護士に依頼すべき」です。
なぜなら、保険会社が提示する金額(自賠責基準・任意保険基準)と、弁護士が交渉する金額(裁判所基準)には、約1.5倍〜2倍の開きがあることが一般的だからです。
本事例は、裁判という手段を使わず、交渉のテクニックだけで「裁判所基準の満額」を獲得し、わずか3ヶ月で解決に至った「スマートな増額」の記録です。
交通事故概要
【相談者】 男性(40代) / 熊本県在住 / 職業:会社員
【傷病名】 頚椎捻挫、外傷性頚部症候群
【後遺障害等級】 申請せず
【受任時期】 事故直後・治療中
【活動のポイント】 裁判基準での慰謝料の主張
【サポート結果】 裁判基準での慰謝料を前提に示談解決
| 主な損害項目 | 自賠責基準 | サポート後 | 増加額 |
| 慰謝料 | 46万2000円 | 75万4000円 | – |
※物損・既払金除く
ご相談時の状況
このまま相手のペースで示談に進めば、最低ラインの「自賠責基準(約46万円)」で計算されることは明白でした。 「痛い思いをしたのに、安く済まされるのは納得がいかない」。その直感は正しかったのです。
「まだ治療中だけれど、このまま示談していいのか不安」
ご依頼者様(40代男性・会社員)は、赤信号で停車中に追突され、首(頸椎)や腰(腰椎)を捻挫されました。 幸い、後遺障害が残るほどの重傷ではありませんでしたが、治療費の打ち切りをほのめかされるなど、保険会社の対応に不安を感じておられました。
アリオン法律事務所の「交渉」戦略
私たちは「裁判」をせずに「裁判と同じ結果」を出すことを目指しました。
- 戦略①:治療期間の確保(実績作り) 慰謝料の計算の基礎となるのは「治療期間(通院期間)」です。 相手方の早期打ち切りを牽制し、ご依頼者様が納得いくまで治療できるよう環境を整えました。
- 戦略②:「赤い本(裁判基準)」での請求 治療終了後、私たちは 「裁判所基準(赤い本)」 に基づいて計算した慰謝料額を提示しました。 相手方は当初、低い金額を提示してきましたが、「こちらの請求額は、裁判になれば当然に認められる金額である」と論理的に主張。 「裁判で負けてコストがかかるより、今払った方が合理的だ」と相手に判断させました。
解決結果
交渉の結果、相手方はこちらの主張を全面的に受け入れました。
- 慰謝料額の比較: 自賠責基準 46万2,000円 → 解決額 75万4,000円
- 増額幅: 約1.6倍(+29万2,000円)
- 解決期間: 受任から 約3ヶ月
裁判のような時間的・精神的負担を負うことなく、「もらえるはずの正当な金額」をきっちりと回収しました。 「こんなにスムーズに増えるなら、頼んでよかった」。ご依頼者様には、その手軽さと成果に大変満足いただけました。
担当弁護士のコメント
「少額の増額のために弁護士を入れるのは気が引ける」と遠慮される必要はありません。 30万円の差額は、決して小さい金額ではありません。あなたが受けた痛みの対価です。
アリオン法律事務所は、大きな事故だけでなく、こうした日々の「むちうち事案」にも全力で向き合います。損をしないために、私たちをうまく使ってください。
よくあるご質問:むちうち・軽傷の方へ
Q1. むちうちでも弁護士に頼んでいいのですか?
A. もちろんです。最もご依頼が多いケースの一つです。 「軽傷だから」と遠慮する必要は全くありません。むちうちは外見では分かりにくいため、保険会社から軽く扱われがちです。だからこそ、弁護士が入って正当な評価(治療期間や慰謝料)を守る必要があります。
Q2. 弁護士費用で「足」が出ませんか?(費用倒れになりませんか?)
A. 「弁護士費用特約」があれば、実質0円です。 ご自身の保険に「弁護士費用特約」がついていれば、費用は保険会社が負担するため、あなたの持ち出しはゼロです。特約がない場合でも、増額見込み額と費用を事前にシミュレーションし、メリットがある場合のみご依頼いただけます。
Q3. 仕事が忙しくて、何度も事務所に行けません。
A. 本事例のように、一度も裁判所に行かずに解決可能です。 交渉のほとんどは弁護士が代行しますので、お仕事への影響は最小限で済みます。電話やLINEでの打ち合わせを中心に進めることも可能ですので、忙しい方こそ弁護士にお任せください。
解決事例
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