被害者はバイク事故で重傷を負い、長期間の入院治療の上、高次脳機能障害(後遺障害等級3級)が残りましたが、復学することができました。
ただ、復学したものの事故前の生活には戻らず、相手方保険会社の賠償額の提示では将来の保障が十分ではなく、将来に備えた介護費用も認められるべきと主張・立証した結果、賠償金の6300万円の増額に成功し、総額で約1億4000万円の賠償を受け取ることが出来た事例です。

概要

【依頼者】男性(10代)/熊本県在住/学生
【受任時期】賠償額提示後
【傷病名】頭部外傷 高次脳機能障害
【後遺障害等級】3級
【活動のポイント】高次脳機能障害による症状・将来介護の必要性の主張・立証
【サポート結果】6300万円の賠償額の増額

依頼の経緯

依頼者はバイクを運転中に相手方車両との事故に遭い、長期の入院後に学校に復学しましたが、高次脳機能障害 による後遺障害3級の障害が残りました。

相手方からは、約7700万円の賠償案の提示がありましたが、その金額が妥当かとの相談を受けました。

依頼後の経過

依頼者・ご両親から学校生活・日常生活の詳しい事情を伺い、後遺障害が日常生活・学校生活に与える影響について詳細に検討し、依頼者には将来にわたって介護・介助が必要であり、その費用も賠償されるべきとの主張を行いました。

相手方からは、依頼者が復学していること等から将来の介護費用は認められないとの主張がなされ、最終的に判決となりました。

判決では、将来の介護費用も認められ、約1億4000万円の賠償を受けることになりました。