「元々ヘルニア気味でしたよね?」 「年齢的なもの(変性)も影響しています」

保険会社からこのように言われ、治療費の打ち切りや、賠償金の減額(素因減額)を主張されて、悔しい思いをされている方へ。どうか、ご自身の身体を責めないでください。 「元々身体が弱かったから、補償が少なくて当たり前」ということはありません。 本事例は、医学的な証拠を積み上げることで、「事故による痛み」を明確に立証し、保険会社の主張を覆した解決記録です。

交通事故概要

【相談者】 男性(60代) / 熊本県在住 / 職業:会社役員
【受任時期】 治療中
【傷病名】 頸椎捻挫・腰椎捻挫・肩関節捻挫
【後遺障害等級】 14級9号
【活動のポイント】 自賠責保険に後遺障害等級認定の被害者請求を行う。
【サポート結果】 後遺障害14級9号の認定を受けた上で、交渉で解決。
主な損害項目事前提示額解決額増加額
賠償額– 治療中・提示前 –327万円327万円

1.ご相談時の状況

「痛いのは事実なのに、信じてもらえない」 ご依頼者様は、追突事故により首や腰に強い痛みを抱えておられましたが、事故以前からの通院歴(既往症)があることを理由に、保険会社から早期の治療費打ち切りを打診されていました。 実際の痛みは事故によって明らかに増悪しており、日常生活にも支障が出ている状態でしたが、「持病があるから仕方ないのか」と不安を抱えて相談に来られました。

2.アリオン法律事務所の対応指針

私たちは「感情」ではなく「医学」で対抗しました。

  1. 主治医との連携による「分界」 「どこまでが元々の症状で、どこからが事故による症状か」。この境界線を曖昧にせず、主治医の先生に詳細な意見書を作成していただきました。
  2. 画像所見の精査 事故前後のMRI画像の比較や、神経学的検査の結果を照らし合わせ、「今回の衝撃によって新たに発生した損害」を客観的に可視化しました。

3.解決結果

粘り強い立証の結果、保険会社側の「持病(既往症)による大幅な減額」の主張を退け、以下の結果を実現しました。

  • 治療期間の確保: 必要な治療を最後まで継続。
  • 賠償金の適正化: 既往症を理由とした不当な減額を回避し、適正な賠償金を獲得。

4.記事の最後に、以下のメッセージ枠を追加してください。

身体に不安を抱えている方ほど、事故の衝撃は大きく、心細いものです。 「持病があるから」と遠慮する必要はありません。弱い立場の方こそ、法律による守りが必要です。 保険会社の言葉に傷ついたり、納得がいかない時は、一人で抱え込まずに私たちにお話しください。あなたの身体の歴史も含めて、アリオン法律事務が大切に守ります。

相談者アンケート

アンケート回答

個人・男性・60代
【事案内容】交通事故

  1. 当事務所の弁護士・スタッフの対応はいかがでしたか。
    大変満足(4.大変満足 3.満足 2.普通 1.不満)
  2. 数ある法律事務所の中から、当事務所を選んでいただいた理由をお聞かせください。
    専門であるから
  3. 最後に、当事務所をご利用いただいてのご感想をお聞かせください。
    また相談がありましたら、お伺い致します。お世話になりました。